ドイツ人の性格

まず最初に言っておかなければならない。ドイツとっていも北と南で全く国民性が違うと言うことを。ドイツが統一してから実はそんなに経ってはいない。

これから私の言うドイツ人の性格はあくまで北ドイツ人であると言うことを最初に言っておく。

和を重んじるよう教えられてきた日本人にとってドイツでの生活は容易ではない。日本ではドイツ人は真面目というイメージがある。確かに他のヨーロッパ人と比べて、ドイツ人は日本人のように決まり事をきちんと守る傾向にあるという点で真面目だ。しかし私がここに13年間住んで思う大きな特徴はそこではない。日本人にとって知るべき北ドイツ人の性格はダイレクト過ぎるコミュニケーションの仕方である。NOが言えない日本人に対してドイツ人はYESが言えない。和を重んじながら会話する日本人にとって、ドイツ人の会話の仕方は常に宣戦布告状態だ。あまりにダイレクト過ぎて最初は失礼な言い方だと思っていた。しかし数年経って、わかった。宣戦布告されてるのに戦争が始まらない!そう、ドイツ人にとって自分の意見が相手と違うと宣言することは別に失礼なことでもなんでもない。人はみんな違うんだから意見が違ってて当たり前。違うからこそ、話す意味がある。意見の交換の意義がある。

この失礼なくらいはっきり言う文化には確かに利点がある。まず自分の思ってることをはっきり言うゆえに陰口が少ない。そして喧嘩してぶつかっても5分後にはケロっとして後を引かない。ある意味ドイツ人風に生きることはストレスの軽減を意味する。そしてコミュニーケーションを言葉で細かく伝えるので、相手の考えている事がわかって、ある点において誤解する事が少ない。

ただし13年経っても超えられない落とし穴があった。その続きはまた次回。

 

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