グループダイナミクス
みなさんの友達グループはどんな人がいるだろうか。みんなを引っ張っていく人、引っ張られるのが好きな人、常に反対意見する人。。。
逆にチームで働くとしたらみなさんはどんな人とだったら良いチームワークを組めると思うだろうか。仕事ができる人、やさしい人、おとなしい人、自分より知識がない人、引っ張ってくれる人。。。
この質問の答えはみなさん自身がどんな人かによって異なるだろう。夫婦の方なら自分の配偶者のタイプが参考になるかもしれない、、、いい意味でも悪い意味でも。
私は大学の自由選択で’グループダイナミクス’についてのセミナーを受けたことがある。良いチームを構成する為の理論が世の中にはいっぱいあるらしい。
例えばこんなタイプの人たちで構成されるチームが良いとされる理論があった。
1.アルファ タイプ(リーダー)
2 ベータ タイプ(エキスパート)
3 ガンマ タイプ(実行者)
4 オメガ タイプ(批判する人)
私なりに噛み砕くと、目標や方向性をリーダータイプの人が定め、そのリーダーが頼れる専門知識を持つ良い助言者(エキスパート)がいて、それを実行に移してくれる人(実行者)がいる。そしてリーダーのしようとすることを常に批判する人(オメガ)がいる。
それぞれがそれぞれを補い合う形になっている。例えば専門知識を持っていてもリーダー各の人がいなければそれが活かせる場を得ることができない。リーダーがいくら良いアイディアを持っていても実行に移せなければ意味がない。
そして講師はこの3番目の批判する人(オメガ)の役割が結構大事なのだと言っていた。
もちろん不必要にただ批判するならグループを壊すことになりかねない。しかし正当に批判がなされた時、リーダーのネガティブな勢いを抑制する力になる。
批判する人がおらず、抑制力がなければヒトラーのような独裁者を生みだし、その独裁者の方針が悪ければ悲惨な結果になってしまう。
私達生徒は課題が与えられ、自らが所属するグループにおいてどの役割を担っていることが多いかということを分析することになった。
私は小学校の時、授業でほぼ手をあげたことがなく、学級委員長になりたいと思ったことも一度もないが、チームで創作ダンスを考えなければいけない時などはわりとポンポンとアイディアが浮かんでみんなを引っ張っていた。しかし数学に関しては引っ張られっぱなしであった。
なので自分の性格だけではなく、自分の持っている能力やスキルによっても自分がチームにおいてどの役割を担うかが変わってくると思われる。